
KYOTO T5より
スパ・コスメ研究チームが結成。
「メイドインジャパンのコスメ ハイブランドを作りたい」と、
大阪を拠点として全国で体験を伴うスパを運営している
The Day SpaさんよりKYOTO T5に相談がありました。
「日本らしさが伝わりやすいのは、京都のエッセンス」と、
外国人の方に日本のThe Day Spaでしかできない体験や
コスメを届けたいとのこと。
KYOTO T5の学生がコスメに入れる「キーマテリアル」や、
スパでの体験やギフトまで、
全体的にリサーチ&デザインしていく過程をここに公開していきます。
(1)_ スパとエステとマッサージの違い?
私たちのチームには、まず「スパ」がわかる人が1人もいません。(笑)
何となくスパと聞くと、綺麗になりそうなイメージはありますが、
それと似たようなもので、エステとマッサージも浮かぶと思います。
まずは、3つのその違いを知ることから始めます。
エステ=美の追求。
マッサージ=疲労回復や健康増進。
スパ=美容・健康的効果+パーソナルパワーを回復すること。
パーソナルパワー=自分の持つ本来の力。
例えば、同じ材料を使用した、
コンビニで買った”おにぎり“と お母さんが作った
“おにぎり”どっちがより美味しいと感じますか?
コンビニで買ったおにぎりも美味しいけど、
お母さんが作ったおにぎりの方が、
美味しい+力が湧いたり、ホッとリラックスする気がします。
美容・健康的効果だけでなく、
スパはそういう部分にも問いかけていくそうです。
そこに、京都のエッセンスを入れていくことで、
日本の美を感じたり、スピリットを手に入れるきっかけをつくっていきます。
はじめに依頼者である
The Day Spa代表の河﨑社長にお招き頂いて、
ヨガ初体験。
全身に血がめぐり、終わった後もしばらく体がポカポカしていい気分に。
レッスンのあとは、ヘルシーな軽食も頂いて最後まで余韻に浸りました。
スパチーム男性代表として、田中くんがフットバス初体験。
乾燥肌に悩む田中くんの足は、しっとり保湿されました。
男性利用者も多いそうです。
シンギングボール。
チベットの仏具で、乱れた”気”を浄化する効果があるそうです。
独特な波動がくせになります。
京都のエッセンス!?
スパの特徴を少し理解できた私たちは、
コスメの中に入れる「京都のエッセンス」について考えました。
京都のイメージといえば、
寺社仏閣、古都、舞妓さん、抹茶などがすぐに浮かびますが、
もう少し「京都」に一歩踏み込んで探します。
例えば、京都の地下水。
京都盆地の地下には、琵琶湖に匹敵する程の”地下水“があって、
京友禅、京菓子、お酒、豆腐などの京都の文化は、
その地下水によって発展しました。
他にも
かぐや姫は、京都の”竹林”から誕生し、竹の樹液で美しくなったと言う説。
1200年絶えず燃え続ける”不滅の法灯”は、「いつも変わらないように」という決意表明のために、その炎を絶やすことなく燃え続けていること。
白味噌は、昔から京都で作られ”ハレの日”に頂く縁起物。
四季、金箔、酢、お神酒、京野菜、和菓子など幾つもあって、知れば知るほど、京都はまだまだ知らないことだらけだと思わせてくれます。
「京都」のリサーチはまだまだ続きます。
研究員が考えたアイディアを少しだけ紹介。
和菓子の木型を使った、パッケージ案が偶然にも多数でました。
「季節ごとにパッケージをかえる。」は、
四季の移ろいを楽しむ日本人らしいアイディアです。
マッサージ中は、
室内も暗く何も見えないことから考えた、香りの演出案。
その場で挽いてアイマスクにしたり、自宅でお茶を楽しんだりします。
銭湯セットではなく、「スパセット」。
女性用は、扇子に、魔鏡のコンパクトのセット、
男性用は、漆のまごの手!
日常にあるものを高級でスペシャルに変えた欲しいアイディアです。
今後のスケジュール
2019年 1月 プレゼンテーション1回目
2019年 2月 プレゼンテーション2回目
2019年 3月 プレゼンテーション3回目
2019年 4月 パッケージデザイン シンボル/ロゴ提案 Webサイト制作スタート
2019年 7月 販売(予定)
つづく
2019.03.01更新