京都文化
サブイボ通信
2

能楽ってなんだろう?

(5)_ 山本能楽堂に行く(続き)

“能楽”とは?
学生によるお能の授業レポート(5)

Kyoto Art class
Report2
“Noh”
Text by Sakiyama Saki


京都文化 サブイボ通信2
能楽
基礎美術コース 1年
崎山 紗己

前回お話した、
山本能楽堂での数日間の郊外学習は
まだまだ沢山の貴重な経験で溢れています。
初めてシリーズその1。

初めて能舞台に立つ

生の能楽堂を間近で見ることができただけではなく、
なんと能舞台に実際に立って、
舞と謡のお稽古をさせてもらえることになりました!

(5)_ 山本能楽堂に行く(続き)

能舞台の上からはこんな景色なんだな、
という感動と、緊張感。
本当に良い経験をさせていただきました。
もう皆、課題の鶴亀は台本を見ずに
唄うことができるようになっていて、
初めての能舞台の上でも、堂々と、
舞と謡のお稽古に挑むことができました。
そして、初めてシリーズその2。

初めて生で観るお能

基礎美術コースの16人全員、
実は能を生で観るのが初めてなんです。
実際に公演を観たことがないまま、
今までお稽古をしてきましたが、
今回、山本能楽堂の『とくい能 土蜘蛛』の公演にご招待頂き、
ついに生のお能を観させてもらえることになりました!

配役の、前シテ(怪僧) と、
後シテ(土蜘の精) は山本先生が演じておられました。

基礎美術コースの16人全員、実は能を生で観るのが初めてなんです。 実際に公演を観たことがないまま、今までお稽古をしてきましたが、今回、山本能楽堂の『とくい能 土蜘蛛』の公演にご招待頂き、ついに生のお能を観させてもらえることになりました! 配役の、前シテ(怪僧) と、後シテ(土蜘の精) は山本先生が演じておられました。

山本能楽堂のお能は、
初心者でも外国の方でも楽しめるようになされていて、
公演の前にスクリーンで
大まかなあらすじのアニメーションがあったりと、
とても優しく楽しく観ることができました!

そして、お能の授業の1時間目に、
山本先生が眠くなったら寝ても良い。
と、仰っておられたことがありましたが、
お能を実践として学び始めたからなのか、
一つ一つの動きや言葉に魅入ってしまい、
眠くなるだなんてとんでもない!凄く面白かったです。

今回の土蜘蛛の公演は特に、小道具も凝っていて、
土蜘蛛が放つ蜘蛛の糸が、先に鉛を含んだ紙でできていて、
曲線を描いて恐ろしくも華やかに広がりながら放たれるような
細工が施されていたり、
一見さんであっても、観る人を圧倒させる演目で、
この場にいるからこそ感じる面白さがあり ました。

 

伝統と美の集合体

能を実際に、身体と視覚、聴覚、
いろんな角度から体験することができた山本能楽堂での授業。
最初は、私たちが現代でよく目にする
ミュージカルのような大きな動きはなく、
ほとんど動かなくも見えたお能でしたが、
その細かさの中にある多くのものを発見することができました。
ここで全てを語ることができないほど、
緻密に絡み合った伝統技術や感情表現があって、
多くの人に是非1度、お能というものを実際に観て欲しい。
そう思いました。

 

つづく

2019.03.15更新