職人の失敗
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「Échec des artisans職人の失敗」  空間デザインコース 永田大煇

「Échec des artisans職人の失敗」 
空間デザインコース 永田大煇

Échec des artisans
Report #1
Daiki Nagata

職人の失敗
空間デザインコース4年
永田大輝

職人のつくる「失敗」は、
これまで長い間お客さんに対して
一定して良いモノを作り続けてきたからこそ生まれるもの。
高い技術力や自信があるから少しのミスでも許さない。

現代において、誰しも一度はテレビや雑誌等で
完成された伝統工芸品を目にしたことはあるだろう。
だが興味のない人は伝統工芸品そもそも見ようとはしない。

だが、「職人の失敗」と聞くと、よく見ようとする。
失敗は伝統工芸を見る態度を変えさせることができ、
伝統工芸の本当の良さを知らない人にも手仕事の良さ、
職人の良さを伝えることができるのではないか。

という空間デザインコース 永田 大輝君によるリサーチ。
「職人の失敗」を職人へのインタビューと共に
公開していきます。


「よく見て」も分からないほどの失敗も多く、
職人のすごさを感じると共に
「よく見て」しまう行動を誘発し、
伝統工芸と自分たちの距離を縮めてくれます。

きっかけ

永田:この「Échec des artisans職人の失敗」という企画は
一本の「黄楊櫛」から始まりました。
「職人」をテーマにアイデアを模索して黄楊櫛職人さんの元を訪ねた際に、
サンプル品として様々な種類の櫛見せていただきました。
その中の一本を手に取り眺めていると
「それはヒビが入っている失敗品なんですよ」と職人さんが言いました。

他にも歯が欠けていたり、
曲がっているといったものがありましたが、
どれも私の目からすると一体どこが失敗なのか全く分からないほど、
ほんの少しの失敗でした。
実際これが売られていても
ほとんどの人は失敗作だとは思わないだろう。
と感じましたが、職人からするとそれらは全て失敗だ。
といいます。

100年以上もの間、お客さんに本当に良いものを提供してきたからこそ、
ほんの少しの失敗でも妥協する事はないそうです。
この普段私たちが絶対に目にする事のない些細な「失敗」にこそ、
手仕事でモノを作る職人のこだわりや、
技術力の高さと言った職人の中身が見えてくるものだと感じました。

職人の失敗1
「十三や」 黄楊櫛職人 竹内伸一

職人の失敗

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職人の失敗2
「井助」漆器井助商店 沖野俊之

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職人の失敗3
「中村ローソク」蝋燭職人 田川広一

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つづく

2019.04.01更新