京都文化
サブイボ通信
3

京都文化サブイボ通信 樂焼

樂茶碗づくり〈赤樂編〉
学生による授業レポート

Kyoto Art class
Report3
“Raku yaki”
Text by Sakiyama Saki


京都文化 サブイボ通信3
樂茶碗づくり
基礎美術コース 1年
崎山 紗己

(5)_手をかけられる最後の工程

素焼きをする

各自、満足のいく成形ができたら、続いて素焼きをします。
なぜ素焼きをするのか。
それは釉薬を塗るためでもあります。
素焼きをすると、さらに固くなり、吸水性も増すことから、
綺麗に釉薬を吸収することができるのです。

京都文化サブイボ通信 樂焼

慎重に、素焼きの窯に詰めていきます。
結構、窯の底が深いので大変です。
だいたい 800~900°Cぐらいで素焼きをしていくのですが、
急激にその温度にするのではなく、徐々に上げていきます。

そのため、定期的に温度の記録をしながら窯の番をしなければならないので、
全員で時間をきめて見張りをします。
粘土を作る時の土のお世話から始まり、
色々な工程で時間をかけて面倒を見なければなりません。

 

釉薬を塗る

翌日、素焼きの窯から取り出してみると、
茶~灰色っぽかった茶碗が、綺麗な薄オレンジ色に焼きあがっていました。

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このあと釉薬を塗っていくので、水分を含みすぎないよう、
スポンジを使って濡らしながら茶碗を綺麗にしていきます。

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自分たちで混ぜ合わせた釉薬を塗っていくのですが、
これもまた難しく、均等に塗ることができなかったり、
よくわからない状態になってしまったり、結構苦労しました。
でもこの釉薬をつける作業までが
自分たちで手をかけることができる工程。
この先、焼き始めてしまったら自分たちの手を離れ、
どうなるかわからない世界。
少しの寂しさと不安、偶然が生み出すものへの期待。
いろんなものが心に沸き上がりながら、
最後の工程である、焼く作業の準備を始めました。

レンガ100個、運びます!!

つづく

 

2019.05.15更新