「Halleとの共同研究」

糸の共同研究レポート

ドイツの芸術大学
Halleとの共同研究(1)

Burg Giebichenstein University
of Art and Design Halle

Haruka Takenouchi

ドイツの芸術大学
Halleとの共同研究
空間デザインコース 3年
竹之内 春花

糸の共同研究レポート(1)

2019年5月ドイツにある芸術大学Burg Giebichenstein University of Art and Design Halle(ハレ)の学生が京都にやって来ました。

京都造形芸術大学の空間演出デザイン学科2回生・3回生の授業にて、共同で「糸」について研究するためです。

ハレからは13人の学生とHans Stofer(ハンス)先生、Melanie Isverding(メラニン)先生、Iris Dankemeyer(イリス)先生という3人の先生。そして通訳さんに加えてロンドンの芸術大学 Royal College of Art(RCA)からスペシャルゲスト、

センター長の酒井先生の友人でもあるDavid Roux-Fouillet(デイビッド)先生が来日しました。

 

(1)_ 出会い

Day1
私はその授業においてリーダーという役割に任命され、
まずドイツから来られた学生たちをもてなすという任務が与えられました。(先生達は別行動)
お金のない私たちはみんなで回転寿司に行くことに。
13人(私を含め14人)という大所帯だったため、分かれて席に着きました。
席に設けられているモニターを使って注文をするのですが、そのモニターに英語がありません。
(あったのかもしれませんが私は言語切り替えの場所を見つけられませんでした。)

また、注文をすると他の寿司が流れているレールとは違うレールで流れてくることや、
モニターの操作方法など私がサポートしなければ難しいことが多くあり、
学生たちのテーブルを見回りながらお寿司を食べました。
初めは苦労したものの、だんだん学生たちも仕組みを楽しみ始め、
回転寿司を満喫してくれたようでした。

糸の共同研究レポート

今日は到着してすぐだったため、そのまま解散。
いよいよ明日から共同研究が始まります!

Day2

翌日はウェルカムパーティーを行いました。
これから共同で研究を行うにあたって、とても大切なファーストコンタクトなので、日本の学生たちで事前にどのようなもてなしをするか考え、
準備していました。

まず、この授業に参加する全員が自己紹介の際に「自分の糸」を持ってくるようにという指示があり、
各々自分の持ってきた糸に絡めながら自己紹介を行いました。
中には藁を持ってきた学生や、自分の髪の毛で編んだ糸など、
その人の普段の制作の背景にあるものや関心のあることについて知ることができた自己紹介でした。

糸の共同研究レポート

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ご飯は、食べる糸としてうどんを振る舞いました。
それに合わせて出汁と天ぷらや肉、ごぼう、明太子やとろろなど、それぞれトッピングも用意しました。

その後は先生たちによるレクチャー。
先生方の作品やハレ芸術大学の紹介。酒井先生もWhole Love KyotoやKYOTO T5の活動についてレクチャーをしてくれました。
そこで驚きだったのは、まずハレ芸術大学が城みたいであることです。大学ではなく立派な城でした。
大きな大学ではありませんが存在感のある見た目で、あたりはとても静かで田舎のようだと言っていました。
だけどイケてるクラブがあるよと1人の学生が教えてくれました。

糸の共同研究レポート

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私たちは英語が満足に話せません。ハレの学生も英語圏の人々ではないので発音が独特でリスニングもままならないことがありましたが、みんなそれぞれの方法で積極的に言葉を交わしていました。
何よりハレの学生たちは私たちより10個、それ以上年上で大人でした。中にはお母さんもいました。

日本では高校を卒業したらすぐ大学に行って、そのあと働くというのがスタンダードなスタイルだと思いますが、海外では一度働いてから大学で学んでいるという人が多くいました。大学生の年齢層がとても広いのです。
年上でも、彼女たちは私たちにとても敬意ある態度で接してくれました。
それはこの後の研究や制作を行う間もずっと感じました。

言葉がうまくでてこない私たちに対して伝えたいことを必死に読み取ろうともしてくれます。
だから私たちも必死で伝えることを諦めてはいけないと感じました。

また、この研究はハレの学生と2人または3人のグループになって「新しい糸」を作るというもの。
そのためのグループ分けは日本のお祭りや駄菓子屋さんでよく食べていた「糸引き飴」を使って行いました。
それぞれが糸を選び、先の飴の色が同じものを選んだ人がグループになります。
糸にまつわるこんなお菓子があるということにとても喜んでくれました。みんな口から糸を垂らしながら、同じグループとなった学生同士で話し、連絡先を交換していました。

糸の共同研究レポート

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(全部で13グループ)
ハレの学生の中にはガラケーの人や、インスタグラムやフェイスブックなどSNSをしていない学生もいて、
それでなくてもwi-fiがなければ連絡を取れない中、こういったことが追い追い両国の学生たちを苦しめるのでした…。

ウェルカムパーティーはこれにてお開き。明日から怒涛の制作が始まります!

糸の共同研究レポート

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(集合写真とハレの学生からのプレゼント!)

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つづく

 

2019.07.01更新