「HEADとの合同プロジェクト」

HEADとの合同プロジェクト

HEADとの合同プロジェクト(1)

Joint project
Haute École d'art et de design Genève

Hida Michiru

共同プロジェクト
Haute École d'art et de design Genève

油画コース2年
樋田みち瑠

夏季休暇を利用し、ヨーロッパのデザイン大学の学生と新商品を企画する合同プロジェクトを行いました。
第1週、8/12-19はロンドンのRoyal College of Art (RCA)と、第2週、8/19-24はジュネーヴ造形芸術大学Haute École d’art et de design Genève(HEAD)との取り組み。
今回は第2週目HEADとのプロジェクトについて、どのようなことが行われたのかご報告します。

 

(1)_ リサーチ

私とペアになったのはJeanneです。
普段はデザインを勉強していて、最近では現地の若者文化についてインスタレーションで発表しているそうです。

私は美術を勉強していて、現代人の本能と欲についての作品を作っています。全く異なることをしている私達。伝統産業を通じてどういう化学反応が起こるのか、うきうきします。

HEADとの合同プロジェクト

RCAの学生と先生、HEADの学生と先生が1日被りで交代

まずは京都にどんな伝統産業があるかを知るために、京都市勧業館「みやこめっせ」にある京都伝統産業ふれあい館に来ました。

HEADとの合同プロジェクト

入り口の小ささに反して内部が広く、沢山の伝統産業が紹介されていました。
これも伝統産業だったのか!と驚くことが多々ありました。パートナーのJeanneは日本酒(彼女はお酒がすごい好き)、神楽(神様に捧げる舞踊)の他に日本の染色に興味を持って私に色々聞いてきました。

けれど私が彼女の英語を理解できなかったり、自分の言いたいことが言えなかったりと凄く悪戦苦闘しました。
私の英語力は高校生の勉強でストップしてますし、3年ほどブランクがあります。彼女はきっと凄く噛み砕いて話してくれているはずなのに、それでも分からないことが悔しくて申し訳なくなりました。

次に提灯を作っている小嶋商店さんに伺いました。

HEADとの合同プロジェクト

私は工房に実際にお邪魔するのはこれが初めてでした。
家族で経営なさっており、アポを取ってくれた別グループの方が職人さんと顔見知りだったため、とてもアットホームに迎えていただきました。
近くで見た提灯は軸となる竹の美しい線に和紙が優しく重なって芸術品の様でした。ナイフ一本で竹を細かく割る姿にJeannはとても驚いていました。

HEADとの合同プロジェクト

工房の見学が終わるとJeanneとカフェで今後の方向性などの会議をしました。Jeanneは凄くハキハキと自分の考えを述べていて、それに引き換え私は彼女の考えを理解しようとするのに精一杯で自分の考えまで頭が回りませんでした。本当に情けない。

1時間ほど話して断片的に彼女の言いたいことが分かってきました。
今回の制作の根底にあるのは伝統と現代のミックス。そこは私も彼女も同じ考えで嬉しくなりました。丁度その時、お隣のご婦人に声をかけられました。「着物、着物と聞こえるから何のことを話しているのかと思って」

聞くと京組紐の職人さんらしいのです。面白いご縁をいただいて明日は彼女の工房に伺うことになりました。
世の中何があるか分からないなぁ。

HEADとの合同プロジェクト

工房以外にも様々なお店に行きました

つづく

 

2019.11.01更新