「HEADとの合同プロジェクト」

HEADとの合同プロジェクト

HEADとの合同プロジェクト(3)

Joint project
Haute École d'art et de design Genève

Hida Michiru

共同プロジェクト
Haute École d'art et de design Genève

油画コース2年
樋田みち瑠

夏季休暇を利用し、ヨーロッパのデザイン大学の学生と新商品を企画する合同プロジェクトを行いました。
第1週、8/12-19はロンドンのRoyal College of Art (RCA)と、第2週、8/19-24はジュネーヴ造形芸術大学Haute École d’art et de design Genève(HEAD)との取り組み。
今回は第2週目HEADとのプロジェクトについて、どのようなことが行われたのかご報告します。

 

(3)_アイデア出し、プレゼンデーション

4日間様々な所に行き、その度に現代社会と伝統産業について話し合いました。
伝統産業と現代社会を結びつける製品としてJeanneが初めに提案したのは現代風のテキスタイルでした。私は今回のプレゼンで提案するのは製品であり、デザインをプレゼンするのは主旨と違うのではないかと彼女に伝えました。

HEADとの合同プロジェクト

HEADとの合同プロジェクト

スタジオで考えを整理するメンバー

しかし彼女は、海外の消費者は製品のバッググラウンドを知りたがるというのです。なるほどなぁと思いました。
雑貨屋でも商品説明が面白いものってなんとなく手にとってしまいます。
結果、最終日のプレゼンでは新しいテキスタイルロジックの提案をすることにしました。

HEADとの合同プロジェクト

伝統産業と現代社会を結びつける新しいテキスタイル。

二つを結びつけるために”#”に注目しました。
”#”は変動的な現代社会の中で過去の一瞬を切り取るコンテンツです。”#”の利用により一度立ち止まって改めて伝統産業について考えるということをコンセプトにしました。

HEADとの合同プロジェクト

デザイナーはどの”#”で、どの抽象的な形にするか決めます(ex)#japanesecraftman=△)。プログラマーは決定したデータを自動集計、自動でレイアウトするようプログラミングします。

職人は集計されレイアウトされたテキスタイルを着物や袴にプリントします。

この提案は私が懸念した通り、どう商品化するかを指摘されました。制作のバックグラウンドが面白いのでそのテキスタイルが映える商品が良いのですが…。

HEADとの合同プロジェクト

他のチームのプレゼン様子

この約1週間本当に長いようで短かったです。
最終日にはJeanneが何を言っているか翻訳機能がなくても何となくわかってきたところで終わってしまうのが惜しい気がしました。

プレゼンは言葉に詰まったり、全てちゃんと伝えきれていなかったり反省点がすごくあります。でも終わると達成感やら肩の荷がおりた安心感やらで、なんとも言えない気持ちになりました。こんな感情久しぶりで少し泣きそうでした。

私は俗に言う純粋美術を勉強してるので大学入ってから制作は基本的に1人でした。共同で、しかも海外の人と制作なんて大学の内にしかできないと思って思い切ってやってみました。

そんな中、京都を歩き回って、職人さんを訪問したり、お寺観光をしたり、一緒にご飯を食べたりして、こんなところに伝統工芸が使われているんだとか、とかこれも日本独自の文化なのかと思うことがたくさんありました。
新しい発見がいっぱいで、まだまだ未熟な英語力やコミュニケーション力など磨いていきたいと思いました。

今回学んだことは、この共同プロジェクトだけでなくこれからのT5としての活動に活かしていきたいです。 そして今後は京都とジュネーヴという距離がある中、プレゼンで発表したことをもとにさらに具体的なかたちになるよう活動を続けて行く予定です。

 


最後の日に今回の合同プロジェクトのメンバーで大文字山を登りました。HEADのみんなは足が長くて歩幅がおっきいので、すごい速いスピードで登りました。

おわり

 

2019.11.15更新