職人
interview
19

截金作家
大塚華仙さんさんにお話を伺いました。
(2)

Traditional Craftsman
interview 19
KIRIKANE CRAFTSMAN
Otsuka Kasen
截金作家
大塚華仙

ビジュアルコミュニケーションデザインコース2年
川口 水萌

截⾦とは、昔から仏像や仏画などに施される、金箔や銀箔、プラチナを使った装飾技法です。
飛鳥時代から伝わり、現代に継承されている截⾦。時には髪の毛よりも細く箔を切り、美しい模様を作り出します。
作品はもちろんのこと、その工程全てが息を飲むほどの美しさでした。そんな截⾦の技術を独学で身につけた大塚華仙さん。「京都という土地だから、たくさんの方に助けていただきました。」京都だからできる、ものづくりのありかた、そして、截⾦の魅力についてお話ししてくださいました。

 

(2)_“自然に見えるように”

大塚華仙

とても細かい絵柄ですが、下絵は描くのでしょうか。

芸の物は左右対称だったり、きっちりとしなければいけないので、少しだけ付けたりするのですが、仏様の場合は傷つけられないので、下絵は描かないんです。
下絵よりも細い線で柄を作ることもあって、見えてしまうんです。ですから、ほとんど一発で截
をします。
逆にそうして経験していかないと、いざという時にどう対処したらいいかだったり、柄の活かし
や魅せが分からないままだと思うんです。

例えば、仏様に真っ直ぐ線な線を描くとしたら、数値的に真っ直ぐにしていくと、目で見るとおかしく見えてしまうんです。
膨らんでいるところ、シワの部分の広がりに沿って、ずっと繋がって見えるように、
ながら調節していくんです。服の膨らみを強調する線の描きをしていかないと、彫刻の膨らみと柔らかみを壊してしまうので、少しずつずらしながら描いて、「自然に見えるように」。やっぱり滑らかさ、膨らみが感じられるまでくかかりますね。

 

図案の線がとても細くて驚きました。

ひとつの仏様でも、肩周りや腰回りでは線の太さを変えています。
お寺さんからの注
で線を荒くしたり、滑らかにしたりお施主様のご依頼によって柄の大きさ、魅せ方を変えたりしています。きい仏様だと、本当に細かいですよ。

の魅、截金の魅力

を付けれない素材はあるのでしょうか。

付けれることには付けれるんです、意外と使うのは箔と糊だけなので、見るだけだったり飾ったりするだけでしたら結構残ります。
しかし動かしたりすれたりすると剥がれたりしてしまうんです。
基本的に
⽊⾯の上ですることが多いですね。

 

大塚さんの思う、截金の魅力とは。

は様々な事ができます。⾦⾊はどんなにも合って喧嘩をしない、これがの魅、截金の魅力だなと思います。

 

京都ってどんな街?

仕事がしやすい街ですね。一人で仕事を始めたので、わからないことばっかりで。
竹のことも、木のこともわからないことばかりでした。竹のことは竹工芸の方だったり、木については指物の方、漆の作家さん

それぞれの専門分野の方が、京都には「身近」にいらっしゃるんです。だからこそたくさんの方に助けていただいて。そういう横のつながりは京都だからこそだなと思います。

おわり

 

2019.11.15更新