京都文化
サブイボ通信
5

“おもしろい” ってなに?
学生による授業レポート(1)

Kyoto Art class
Report5
“Board game”
Text by Sakiyama Saki


京都文化 サブイボ通信5
ボードゲーム
基礎美術コース 2年
崎山 紗己

(1)_ おもしろいって何だろう?

基礎美術コースの学生は今までのサブイボ・トリハダ通信のように5週間をかけて1つのお稽古や授業をすることで学んでいるのですが、例外として金曜日の午前中には年間を通して学んでいる授業があります。
2回生の後期の授業は“ゲームデザイン”今までの記事を読まれていた方の中には、えっ?と思われる方もいるかもしれません。
一見、今までの授業に共通していた伝統文化や京都のことからかけ離れているようなイメージがありますが、実はそこに私たちがずっと探し、学んでいる“基礎”が潜んでいるのです。

このゲームデザインの授業を担当してくださる先生は、実はここ、京都造形芸術大学(空間演出デザイン学科)を卒業されています。

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一人(写真左側)は朝戸 一聖(あさと いっせい)先生 二人目(写真右側)は吉田 昌乘(よしだ まさのり)先生
卒業と同時に、TANSAN(タンサン) というボードゲームを製作する会社を立ち上げられました。

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実は私、ボードゲームを集めることが好きで。
密かに色々なところから発売されたゲームを買い占めているのですが、

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私が持っていたボードゲームの一つ、なんとこの“Ranka( ランカ )”・・・ 朝戸先生と、吉田先生が開発されたものだったのです!
囲碁のような感覚で遊ぶことができ、三角形になることで増えていくという面白さ… 日々楽しませてもらっています。

ゲームとは、近い言葉で言えば“あそび”
あそびはおもしろいから皆がこぞってやるものであって、じゃあその“おもしろい”っ てなんだろう?とういう質問から授業がスタートしました。
おもしろいを見つける。 おもしろいを考察する。 おもしろいを再現する。 後期といえば、大学生は夏季休暇明けです。 皆が夏季休暇の中でおもしろいな、と思ったことを発表していきました。

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書かれていくのは個性的な夏休みの話。
ちなみに一番上の「韓国でしめ出された」というのは、言葉もわからない土地でドアが壊れてしまい、友達が中にいるのに開かなくなってしまったのだとか…おもしろいというよりも大変な話。

さてこれで、皆のおもしろいが見つかりました。
ここからはチームに分かれて、どこが面白かったのかを考察して行きます。多くの人が知っているトランプのババ抜きを基本として新しいルールを作り、再現する。という流れ。
この流れを習慣にすることが肩慣らし、といったところでしょうか。
次回、皆が考えた新たなババ抜きのルールをご紹介しようと思います。

 

京都をボードゲームにする

このゲームデザインの授業の最終課題はテーマを“京都”とすること。
今まで基礎美術コースで学んできたことをベースに新たなオリジナルのボードゲーム、カードゲームを製作することです。
ここまで、私たち基礎美術コースの2年生は、たて花、お能、陶芸、漆の木工、禅寺合宿、絹本、金碧障壁画、など、様々なことを学んできました。その中で、自分たちが体験したからこそ知っている数多くの失敗や発見があります。

それを織り交ぜ、次の人に体験を伝える。それがこのボードゲーム製作では求められてくることだと思いました。
人に自分が知っていることを伝える時、自分自身の更なる学びへと繋がると私は思っています。

これから始まっていく後期半年間がとても楽しみです。今回は長い期間となりますが、よろしくお願いします。お楽しみに。

つづく

 

2019.12.01更新