「HEADとの合同プロジェクト進捗報告Netilloチーム」

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

Joint project
Haute École d'art et de design Genève

Bronte
Suzuki Hanaka
Noge Nanami

共同プロジェクト
Royal College of Art

Bronte
鈴木はな佳
野下七海

京都の伝統とヨーロッパの感性から新商品を企画するヨーロッパのデザイン大学の学生との合同プロジェクト。
この取り組みは新商品を開発するため、今でも引き続き制作や研究が行われています。
前回ご紹介したジュネーブ造形芸術大学のHaute École d’art et de design Genève (HEAD)との合同プロジェクトから、現在行われている制作や研究の進捗報告をご紹介していきます。

チームメンバー Netillo , 鈴木はな佳、野下七海


 

他チームの記事を読みたい方はこちら

チームメンバー Helena、溝部千花


(1)_提灯を新しい商品として

日本人の私たち2人はまだ職人さんのところに行って、お話を聞いたり、新しい製品を考えたりする経験が浅く、短期間で色んな職人さんにアポを取ってお話を聞きに行くこと、そして新製品を考えるということに不安がありました。

HEADのメンバーNetilloが来てからまず、KYOTO T5 としても今までにお世話になったことのある提灯の職人 小嶋商店さんを伺いました。

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

その他にも調査をするにあたってNetilloが新しく興味を持った京都の職人さんや、お店、展示を見に行くことにしました。

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

Netilloと会議を重ねている中で、最終的に3人とも提灯の新製品を提案したい。という意見で一致しました。
その理由としては、

  1. 提灯が折りたためるということ
  2. 「竹」という素材がすごく丈夫で折れにくい

という特徴に対して、いろんな可能性を感じたからです。

また、京都を歩き回ってる中でも、団扇であったり、和傘であったり、お箸であったり。
竹が使われているものがたくさんあることを発見し、私たちはとても興味を持ち、竹という素材を生かしたくて今回の商品開発に取り組みました。

 

そのほかにも京都の街中を歩いてる時に、Netilloが家紋、文字、柄の描いてある提灯を見つけ「どういう柄なの?」「なんて描いてあるの?」と興味を示していて、家紋を調べたりしていました。
日本の伝統的・幾何学的な模様は日本を象徴する形であり、ヨーロッパなどにもウケけが良く、良いデザインになるのではないかとNetilloは提案してくれました。

 

プレゼンテーションとこれからの制作

この授業の合評で、私たちのグループは日本の伝統的文様である、雲・水・霧の文様を用いて提灯ランプを作ることを提案しました。
3つの模様は連携していることを示し、3つ合わせて日本の伝統文化をクールに表現し、日本ならではの独特な柄を起用することによって、海外の方の興味を唆らせるのではないか。と説明しました。

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

HEADとの合同プロジェクト進捗報告 Netilloチーム(1)

◯合評でもらった意見からの反省
・提灯を照明として使うのは、本来の使われ方と一緒だから、たとえ形を変えるとしても面白みがない、安易な考えすぎる。
・幾何学的な形のランプは想像がつくし、既ににありそうなデザインだった。
・提灯を用いたアイデアはもうすでに沢山出ている。(現にKYOTO T5 でも、ミラノサローネで巨大な提灯を展示していたり、Whole Love Kyotoとして提灯を帽子にファッション化したCHOCHIN CAPが制作されてる。)

 

今後の活動

今回の共同制作を通して、私たちは日本の伝統文化や伝統工芸についての知識や経験足りなさを感じ、新しく製品を考えるのには力不足だということを思い知りました。
今回提案したランプを今後、形にしていくというよりは、もう一度、新製品を練り直すべきだという考えになりました。
そのためには、今回見に行った伝統工芸品についてもう一度振り返り、可能性を見出すことと、まだ関わったことのない伝統工芸品や職人さんに目を向け、調べてたり、伺ったりして、新製品を考えるための知識や経験を増やすことが私たちにとって大切なことであると思いました。

そして提灯で感じた可能性のように、他の工芸品のテクニックや技法を知り、新しい形として示せるような製品を考えたいです。
ジュネーブとの遠距離にはなりますが、引き続き形になることを目指して今後活動を続けていきます。

つづく

 

2020.01.01更新

Joint project
Haute École d'art et de design Genève

Bronte
Suzuki Hanaka
Noge Nanami

共同プロジェクト
Royal College of Art

Bronte
鈴木はな佳
野下七海