舞妓の御用達

小物 幾岡屋

小物
幾岡屋

舞妓、芸妓さんの存在は知っているけ
んな生活を送っているのか、けの職人さん関わっているのか
私たちにとってそれは謎に包まれたままでした。

日本に昔から変わら残る文化あり
海外からも反応の大きい文化あるのに
日本人のほとんどがその実態を知らないのではないでしょうか。

そんな“気になる”気持ちから
舞妓さんの頭の先から足の先まで徹底解剖する企画
スタート。
この記事を通して、日本に残った文化“美しい謎”を一緒に解明していきましょう。

 

第5回
小物 幾岡屋 酒井かな子さん

 

第5回は祇園で文久2年から創業している舞妓・芸妓の小物を取り扱っている幾岡屋の酒井かな子さんにお話を伺いました。

小物 幾岡屋

幾岡屋は舞妓さん・芸妓さんから着物・帯・おこぼ以外の全ての小物の注文を受け、それぞれの専門のお店に発注し、納品された商品を舞妓さん・芸妓さんに受け渡す中間の役割を担っているお店です。

小物 幾岡屋

小物 幾岡屋

小物 幾岡屋

お店の名前の由来を聞くと、2代目の店主が明治維新に深く関わりのある木戸孝允(桂小五郎)と交流があり、木戸孝允がめかけ(婚姻した男性が妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す)にしていた祇園芸妓の“幾松”の一文字をとって幾岡屋となったそうです。

店内には様々な小物が販売されていますが、中でも目立ったのは真っ赤な籠と真っ赤な名刺です。
舞妓さんはお店出しの際にたくさんの道具を用意し、その多くが真っ赤な布で仕立てられたものが多いのだそうです。
中でも花名刺と言われるものは基本的に自分でデザインを決められますがお店出しの際は赤の台紙に金字で名前を書くことが決められています。

小物 幾岡屋

お店出しの時の籠

小物 幾岡屋

通常の花名刺

小物 幾岡屋

お店出しの時の花名刺

 

最後に、酒井さんにとって舞妓さんや芸妓さんはどんな存在か伺うと「どんな時でも気軽に(お店に)寄ってくれました。ある小説家が可愛がっていた舞妓ちゃんはお店に顔を出すたびにおとうさ〜ん、今日は先生(小説家)の手伝いをしてきたの〜とか。近所の子供が学校帰りに寄ってくれる感じかな〜。」とおっしゃっていました。

御年90歳の酒井さんですがとても気さくな方でした。
この気さくで明るい性格のおかげで舞妓さんや芸妓さん、専門のお店との信頼関係を築き上げているんだろうなと感じました。
祇園の父と言われ愛されていた店主の旦那さんは去年の夏にお亡くなりになりましたが、旦那さんがおられた時のエピソードや、今では考えられないような昔話など、楽しそうに教えてくださいました。
これからも花街の架け橋として長生きして欲しいです。

小物 幾岡屋

 

2020.01.01更新