京都文化 サブイボ通信 #9

01「登場!ニッポン画家!」

京都芸術大学 基礎美術コースでは、さまざまな分野の先生方から、実践的な授業を受けます。授業というよりは、“稽古” といった方が ふさわしいかもしれません。
そして、その先生方には、オーラがあります。“サブイボ” が立つほどのオーラが…。
そんな “サブイボ” の立つ先生方からの稽古を通して、“基礎美術” という名前に込められた意図や、昔の人たちが残してきた文化について、学んだことや思ったことを、等身大の大学生の視点から、 紹介していきます。

 

日本文化を表現する

基礎美術コースでは、1年生で絹地に描く“絹本”。2年生では“写し”をテーマに絵画表現を学んでいます。今回の講義を担当してくださるのは、ニッポン画家!
山本 太郎(やまもと たろう)先生です。

日本画ではなく…ニッポン画??と思われた方もいるかもしれません。
時代とともに変わりゆく日本の風景「ニッポン」。
ニッポン画は日本画の新たなジャンルとして山本先生が確立した新たなジャンルなのです。

実は、山本先生は2000年に京都芸術大学を卒業した卒業生でもあります。
先生がニッポンを描き始めたのは大学3年生の頃なのだそうです。
当時、寺社仏閣を見てめぐっていた際、すぐそばにあったファーストフード店。
2つの存在が至近距離で混在する“京都”にインスピレーションを受け、伝統と現代、異質な文化が同居する「ニッポン画」が生まれたそうです。

1年生では、絹地に絵を描く“絹本”制作を通して古典絵画の基本的技法を学びました。
そして2年生では、日本美術の中で長く行われてきた“写し”の方法を使って作品を制作します。
“写し”とは、自分より前の世代の人の作品から影響を受けて自分の作品を作ることです。

今回のサブイボ通信では、古典絵画の技法を学ぶ中で見学に訪れた、ナカガワ胡粉さんでのレポートや、写しを制作した日々についてご紹介していこうと思います。
さらに!
山本先生が当時お手伝いをしていた坂田墨珠堂さんでの寒糊炊きの体験についてもお話ししていこうと思います。

今までのサブイボ通信では1つの講義ブロックである5週間に密着していましたが、今回は5週間+αで盛り沢山です!
どうぞ、お楽しみに。

つづく

2020.05.01更新