About Whole Love Kyoto
#04

About “ICE CREAM GIFT”
竹内錺金具

KYOTO T5とWhole Love Kyotoは、
京都を拠点としているからこそできること、
観光で訪れるだけでは、出会うことが難しい
京都の体温に触れてきました。
伝統文化を知り、職人の思いや技術を知り、
一歩踏み込んで、京都の本質をのぞいてきました。

Old is New.
古いものは新しい。

様々な手法のリサーチを通して生まれる、
Whole Love Kyotoの製品です。

このコンテンツでは、
Whole Love Kyotoの製品について
アイテムの背景や活動を振り返りながらご紹介します。

 

今回は、ICE CREAM GIFT を制作していただいた職人さんにインタビューさせていただきました。ご紹介するのは竹内錺金具さんです。
竹内錺金具さんは仏具の飾りに留まることなく、錺金具でマネークリップを制作されるなど新しい挑戦を形にし、今までの錺金具のイメージを塗り替えています。

 

新しい発想を飾る

Q.ICE CREAM GIFTの依頼がきたときの印象を教えてください。

最初は学生さんの卒業制作で作ってほしいということでオーダーがきました。
私たちにできることであれば。ということで依頼を引き受けました。私たちが持っていない発想だったので、はじめに聞いた時は新しいなと思いました。

Q.確かにふつう「アイスクリームのスプーンを作ってほしい」なんて依頼、来ないですもんね。初めての挑戦だったと思うのですが、こだわった部分や苦労したところはどんなところでしたか?

新しいことに挑戦するというのは試行錯誤の連続です。何をやったってトラブルというか、苦労する部分が出てくると思うので大変です。アイスクリームギフトの場合、普段使っている工芸的なメッキだと不安が残りますので、今回は新潟にある食品ものにも対応しているところに送ってメッキをつけてもらったりしました。やっぱり基本的なところですが口に入れるものなので。
メッキの他にも危なくないように角だったりの形に気をつけました。あとはアイスクリームスプーンという小さい面積の中にどのような柄を入れるかといったところを考えました。

 

日常に寄り添うスプーン

Q.実際に商品を使われてみて、どうでしたか?

正直な感想をいうと、もうすこしスプーンの真ん中の部分を凹ませたデザインの方がアイスは落ちないのかなと思いました。なので、ちょっと凹ませてみたものを作らせていただいて「こんな感じのものもいかがでしょうか?」と発案者の学生さんとWhole Love Kyotoの酒井さんに提案してみたこともあったんです。それでもやっぱり「捨てられるアイスクリームスプーンを工芸品に」というしっかりしたテーマがあったので、元の仕上がりでいくことになりました。

Q.作り手目線から見られて、どのように使ってほしいか教えてください。

是非日常で実際に使っていただきたいというのはありますね。どこかの棚にしまい込んでしまうよりも、日常に寄り添うような使い方をしてほしいなと思います。

 

飾りの力

Q.竹内錺金具さんが、人にモノを届けるときに意識されていることを教えてください。

装飾の飾りを担当しているので、その飾りで多くの人を喜ばせたり幸せになってほしいという想いを込めて誰かの元に届けられたらいいなと思っています。飾りが持ってる力というのは確かにあると思うんです。クリスマスの時に少し飾りを入れてみたりだとか、そうすると気持ちがあがりますよね。その「飾る」というところに力があると思っていて、それを商品に込めていけたらと考えています。

 

おわり

2021.4.1更新

About Whole Love Kyoto -interview 04-
ICE CREAM GIFT
Takeuchi Naoki

Text by:
Norikane Leon
Taniguchi Yuki


About Whole Love Kyoto -interview 04-
ICE CREAM GIFT
竹内錺金具 竹内直希

文:
則包怜音(油画コース)
谷口雄基(基礎美術コース)