ご挨拶
#2022


新年のご挨拶


2022年、あけましておめでとうございます。
長年の読者の方はお気づきでしょう、
読みにくい、構造が分かりにくい、webサイトが
リニューアルされました!
おめでとう、私たちも。

京都に肩入れして(KYOTO T5が発足して)4年が経ちました。

京都の“都をどり”から火がついた
HANAO SHOESの大ヒットに始まり、
欧州大学との共同プロジェクトなど学術的なプロセス、(2年目)
職人の手仕事の「途中」を販売して、買った人が完成させる製品、(3年目)
などを経て
4年目、京都100年かるた
一気にKYOTO T5と京都の老舗との距離が縮まりました。

今現在もたくさんのプロジェクトが
同時に進んでいますし、
所属する学生は二足の草鞋、三足の草鞋と
たいへん忙しくしていますが、
3年目まではどれもこれも大概、
誰に頼まれたわけでもなく、
自分たちが勝手にやりたいからやっている
(もちろん、やる意義があると判断してはいる)ものでした。

ところが最近は
頼まれごとが増えてきました。
・京都の堀金箔粉との共同プロジェクト
・インスタグラムとのミーティング
・兵庫のゴム底会社との共同プロジェクト
・吉本の芸人さんと職人のマッチング
・EYEVAN(福井・鯖江)のデザイン
などなど
発足時には思いもしなかったことばかりです。

勝手に京都に肩入れして、
自分たちが学んで公開していた物事が
いつの間にか知られていったんだなと感じ入ります。
そんなことがとても嬉しい、この初春なのです。

そこで僕が大きな声で言いたいのは
学生はやるときはやるだろ! ということです。
そもそも伝統文化に興味ある学生は
ものすごく少ない、マイノリティであることを
忘れてはいけません。
学生というのは、
古いものより新しいもの
流行に流されて生きるものです
だから、このKYOTO T5のメンバーは
言ってしまえば、変な連中(マイノリティ)の集まりです。
それがぞろぞろ集まってきて
僕1人では、あるいは大学という大きな組織では
できないようなことを次々と起こしていく。
その結果が今、
ポツポツと見えはじめているというわけです。

今年もどんな出会いから、
どんなプロジェクトがはじまっていくのか、
その成果が社会にどんな変化をもたらすのか、
とても楽しみです。
KYOTO T5を今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


新年のご挨拶
2022

文:
KYOTO T5 センター長
酒井洋輔

ご挨拶
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