銭湯界にとっての実験の場
学生時代、700軒以上もの銭湯を制覇した銭湯マニアである湊さんが番頭を務める「サウナの梅湯」。
ここでは銭湯としての営業の他にもライブイベントや、オリジナルグッズを販売するなど、多種多様な取り組みをされています。
また、朝風呂(土日限定)や、深夜2時まで営業をしているため、若い年代の常連さんも多く抱えます。
それらは湊さんが学生時代に巡った数々の銭湯から、ヒントを得ているのだと言います。
「銭湯の世界は保守的で、斬新なことに挑戦しない。銭湯界にとって、ここは実験の場。他の銭湯のいいところは、真似る!」
“いい銭湯はコンセプトのある銭湯”
「京都には銭湯が多い。それはとても豊かなことですよね。今日はどこにしようかなーって選べるし。自由に、気軽に出入りできる、フランクな銭湯にしたいですね。」
梅湯では、「梅湯新聞」というサウナの梅湯で行われたイベントなどの記事の掲載や、農家の方が作った野菜やお米の販売も行っておられます。
そういった取り組みや、ライブイベントを行ったり、グッズを作ったりすることは、自分たちが楽しくてやりたいから、やっているのだとおっしゃっていました。
「サウナの梅湯」のコンセプトは、“やりたいことをやる!”
サウナの梅湯の釜
サウナの梅湯の釜を見せていただきました。
30年近く動いているこの釜で、サウナの梅湯のお湯は沸かされています。
ガスで沸かされた銭湯の多い中で、サウナの梅湯は解体現場や大工さんから提供していただいた薪を使用されています。
サウナの梅湯 番頭 湊さんが選ぶ「死ぬまでに行きたい銭湯」
京都のスープ
#02
サウナの梅湯
文:
竹之内春花(空間デザインコース)
サウナの梅湯 Twitter:
https://twitter.com/umeyu_rakuen
多種多様なイベントを開催される「サウナの梅湯」訪れた銭湯は700軒以上。
銭湯を愛するあまり老舗銭湯を受け継がれた番頭、湊 三次郎さんにお話を伺いました。