京都100年かるた
#02


三條本家 みすや針

あそんで、知って、学べるかるたはインターネットではなく、研究員がお店に直接訪問し、聞いて回った情報を元に制作しました。出会って欲しい物事や店主さんの思いを載せています。ここではそんな京都100年かるたの1枚ずつをご紹介します。

好きな京都をもっと踏み込んで知ることで、京都の街歩きがぜったいに楽しくなります。このかるたでぜひ京都の100年を旅してください。


三条通にある小道を抜けると、針をはじめとした裁縫道具の小売りをしている小さなお店があります。

江戸時代は御所の御用達で、針を作る秘術を見せないよう御簾を垂らして仕事をしていたこと、「清め」の意味からみすや針という屋号がつきました。

現在も庭にある釜ですが昔は立ち寄った旅人が茶を飲むことができトイレも貸し出していたため、今でいう喫茶店のようでした。京都の人は旅の人におすすめのお店を教えたり、江戸の話を聞いたり情報交換の場所になっていたそうです。旅の人はかさばらず懐に入れられる針をお土産として持って帰っていきました。

京都にある数え歌の中にも唯一の屋号として「三条のみすやばり」という詞があります。

住所:京都市中京区三条通河原町西入ル
電話:075-221-2825
定休日:木・日
営業時間:10:30-18:00


京都100年かるた
#02
三條本家 みすや針 

文:
浅野夏音(空間デザインコース)

三條本家みすや針 HP:
https://misuyabari.com/

京都100年かるた
#02


三條本家 みすや針

あそんで、知って、学べるかるたはインターネットではなく、研究員がお店に直接訪問し、聞いて回った情報を元に制作しました。出会って欲しい物事や店主さんの思いを載せています。ここではそんな京都100年かるたの1枚ずつをご紹介します。

好きな京都をもっと踏み込んで知ることで、京都の街歩きがぜったいに楽しくなります。このかるたでぜひ京都の100年を旅してください。