From T5
#研究員紹介|08


無邪気に進む。

KYOTO T5(以下、T5)は京都芸術大学の通学部、通信教育部に通う学生メンバーで構成されており、京都の伝統文化についてのリサーチ・研究を行なっています。

アートやデザイン、歴史遺産など、それぞれの専門領域を横断するように集まった研究員たち。そもそもどんなきっかけで京都の伝統文化に興味を持ったのか。T5での活動と自身が学ぶ領域の関係をどのように考えているのかなど、このコンテンツでは、T5の研究員たちを月替わりで紹介します。

今回ご紹介するのはファッションコース2年生 新里小春(しんさとこはる)さん。興味があることはまずはやってみるといった積極さと、最近レトロなものに夢中で、当時のドラマを視聴できる方法を探しているとほくほく話してくれる姿からは、どこかお茶目さを感じる笑顔の素敵な人物である。


Whole Love Kyotoでの活動

WLKの担当は新商品の開発を2つ、鼻緒シューズなどの撮影ではアシスタントや服のスタイリングなどを担当している。
少し担当が多く感じるが、「私自身大切にしているのが、フットワーク軽く行くってことなので、全部に行きます!って言ったら増えました!」と笑顔で話してくれた。彼女の何事にも取り組んでみる信念からは、話を伺っているこちらも元気付けられる温かさがある。


Whole Love Kyotoでのやりがい

「全ての経験が濃くて楽しいんで、これ!ってことがなくて、、、。でも、文章のことかもしれないです」と、回答に少し悩みながらもやりがいを語ってくれた小春さん。WLKへまだ参加してまもない頃、WEB記事を作成する機会があったという。その文章が思いのほか周りからの反響が良く、それをきっかけに段々言葉に関わる仕事を任せてもらえるようになったそうだ。
今ではインスタグラムやキャッチコピーなどの文章作成の担当になるなど、活動を通して自分の新しい可能性に気づいたと同時に、自身の新たな成長へと繋がっているようである。


大学への進学

小春さん自身ファッションで環境問題を解決するという目標を持っており、京都芸術大学がサスティナブルファッションに力を入れている点、さらにいろんな学科と関わってアウトプットしていくことが可能という点から、自分の目標に少しでも近づくため当大学への進学を決めたという。実際にファッションコースでありながらも、カルタを制作する授業や地図を作る授業など、ファションだけじゃない体験を大学で得られていると嬉しそうに語ってくれた。


やっていきたいこと

今後は伝統工芸品がみんなの生活の一部となり、そこから興味を持ってもらえるきっかけにも発展してほしいという願いと、WLKの活動がいつか雑誌POPEYEに載ることが密かな夢であると、はにかみながらも語る小春さん。
自分の目標としては周りの小さな問題から目を向け、ちょっとずつでも解決していけたらと考えているという。「それがファッションであれば嬉しいですし、ファッションじゃなくても世界をよくできたらと思います」と、笑顔で話してくれた。

何事にも楽しんで無邪気に突き進み、内に秘めた目標に真剣に向き合う姿勢からは、じんわりとあたたかな芽吹く春を感じられる。


研究員紹介
#08
新里小春

文:深井 恵(グラフィックデザインコース)

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無邪気に進む。

KYOTO T5(以下、T5)は京都芸術大学の通学部、通信教育部に通う学生メンバーで構成されており、京都の伝統文化についてのリサーチ・研究を行なっています。

アートやデザイン、歴史遺産など、それぞれの専門領域を横断するように集まった研究員たち。そもそもどんなきっかけで京都の伝統文化に興味を持ったのか。T5での活動と自身が学ぶ領域の関係をどのように考えているのかなど、このコンテンツでは、T5の研究員たちを月替わりで紹介します。